キャバの「はな」ちゃんは、静岡のとあるブリーダさんのところから貰われてきた女の子です、今は母さんの従姉妹のところで暮らしています。
とても愛らしい目で、物腰柔らか、ホントに優しい女の子と言う言葉がぴったりの育ちの良さそうな娘です。
母さんが、お友達からお話を聞いて、父さんたちと一緒に高速で走ってもらいに行きました。静岡のブリーダさんのところには、他にもたくさんの種類の犬たちが居て、「完全なプロだね」と、父さんは言っていました。
まだ3才なのに既に数回出産を経験していて、それの牲かどうか腰の具合がおかしいらしく、少し歩き方がぎごちなくなっています。
チャンピョン犬だそうで、その血筋を多くの子供に残すという大役を終えたので、これからはおばさんのところで、「りゅう」と一緒にのんびりと暮らしてほしいと思っています。
でも、3歳にもなってから飼い主が変わるのは、ちょっとだけ「はな」ちゃんにはかわいそうかな。
静岡のブリーダさんのところでは、完全に決まったフードと、毎日「お散歩の時間」とか、「お昼寝の時間」とか完璧に決まっていて、規則正しい生活をしていたらしいの。
でも、おばさんのところでは、高校生を筆頭に3人の男の子+MIX犬の「りゅう」まで男の子で、結構日常はヘビーかも、別になんの時間も決まっている訳ではないし、フードも時には人間達のを貰ったりするし。
要するに、普通の犬たちの気ままな生活になってしまって、「はな」ちゃんは本当はかなり戸惑いがあったのじゃないかと思うわ。
でも、こんな生活もあること、「規則」はないけど、その代わりおじさんやおばさん、そして子供達の、ちょっと荒っぽい表現かもしれないけど、「いっぱいの愛情」があることを、「はな」ちゃんも少しずつ解ってきたみたい。
でも、時々来てちゃんと私とも遊んでくれないといけないのよ。車で、10分もかかんないんだから。
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