2009/12/17 SEOUL

■ここからカメラが変わっています。 CANON EOS 7Dで、1800万画素、フルHD動画、秒速6枚連写、デュアルDIGIC4、防塵防滴仕様、などがウリなんですが、40Dに比較して、少し重く大きくなっているところが、旅行者には辛いところです。

■明洞にある「恭喜面館 本店」と言う中華料理店のジャージャー麺。 ラーメン様の麺に真っ黒な味噌ベースのソースが掛かり、如何にもエグイ感じなんですが見ると食べるとでは大違い、少し甘めの独特な味は病み付きになります。 韓国ではチャジャンミョン(ジャージャー麺)の日と言うのが4月14日にあるらしく、2月14日のバレンタインデー、3月14日のホワイトデー、いずれにも関係しなかった少し淋しめの人が4月14日にチャジャンミョンを食べるのだそうです。
残念ながら自然光で撮っていますので、電球色の赤みがかった色になってしまいましたが、実際は真っ黒です。

■こちらは同店の「エビマヨ」なんですが、マヨネーズとパイナップルが一緒に和えてあって、軽い酸味がマヨネーズと絶妙に絡んでいます。 無論エビもプリップリで、からっと揚げられた衣と良く合います。

■韓国にはクリスチャンが多いせいか、毎年クリスマスシーズンになると街中がクリスマス一色に。 クリスマスには欠かせないイルミネーションも、街頭、店、あちこちで派手に飾られており、見ているだけでも寒さを忘れます。 んな事はないですね、今回の旅行ではソウルでもこの冬一番の寒さとか言っており、地元の人でさえ肩をすぼめて歩くほど。 平均気温で10度近くも高い日本からの観光客には辛い物があります。 「北海道より寒いわ!」と言った日本人観光客も居たとか。

■今回はいつもの繁華街をちょっと離れて、「北岳山(ブガクサン)」にあるソウル城郭を巡ってきました。 ソウルのお友達のお誘いだったのですが、軽く登山と言われたものの、その実は階段又階段、麓の標高60mくらいの所から頂上320m程度の所まで、城郭伝いに整備された順路は標高差260m程のほぼすべてが階段というかなりヘビーな散策路となっています。 お友達の配慮で、東側から登ったのでまだ多少は良かったんですが、これが西から攻めるとなると、いきなり1000段以上もあろうかと思われる階段が眼前に現れ、こちらからなら私は絶対に登らなかっただろうと思います。

■右上に四角いボックスが見えますが、これは監視用のボックス。 ちゃんと軍人さんが中に入って監視しています。 順路には50m間隔くらいに街灯が設けられていますが、よく見ると監視カメラも街灯毎に設置されており、50~100m間隔くらいに監視員も配置され、寒いのにご苦労さん、って感じで立っています。 撮影も結構厳しく制限されており、軍事施設にカメラを向けることは出来ません。 北の脅威がここにある、と思いました。
 実際、1968年には北鮮軍の一団が大統領暗殺を目論んで侵攻した事件があり、以来40年程は入山禁止とされていた由。 現在でも、入山には申請書とパスポートの提示が必要で、代わりに受け取る番号入りのパスを下山するまで首からぶら下げていなければならず、下山時にはパスを返却し、入山者下山者の員数管理をしていると言うことです。

■城郭の近くには、すぐ手の届きそうな距離に「韓国シギ」の巣がたくさん見受けられました、植林されていない自然な状態の山ならではの光景で、どっかの歪んだ林業行政で海外産の木材に到底太刀打ちできない杉を植林しまくった国とは少し違う自然にありつけました。
「韓国シギ」と言うのは地元の人の言葉なので、本来の名前は良く解りません。 鳩より二回りほど大きい体に、白い胸毛、長い黒い尾が特徴的でした。 地元では朝にこの鳥を見ると一日幸せなんだそうです。

■北岳山を西に下りて暫く歩くと、韓流ドラマ「コーヒープリンス1号店」の主人公の従兄のチェ・ハンソンの家として使用された家屋=喫茶店「サンモトンイ」があります。
 韓流ドラマは殆ど見ないんですが、コ・ウンチャン役(ユン・ウネ)には好感が持てました。 ドラマの題名にもなっている「コーヒープリンス1号店」には、既に行っていますので、どうしてもそこと比較してしまうんですが、外観とは異なる作りに違和感がありました。

■クリスマスバージョンのカップに入っているコーヒーは、他の韓国の喫茶店と同じく手抜きのない味です。

■広蔵市場(クァンジャンシジャン)
 韓国でもっとも古い市場だそうですが、東大門市場や南大門市場に比較して小奇麗に思えるのは私だけではないでしょう。 他の市場と同じくモノに溢れ、屋台もたくさんあり凄い活気です。

■防寒武装したおばちゃんが揚げているのは緑豆の粉で作ったチジミのような「ピンデットッ」。 本当は鉄板で焼くのだそうですが、こちらはたっぷりの油に泳いでいるので揚げるというのが当たっていると思いますが、これが美味しい、サクサクッとしてお菓子感覚で軽く食べられます。

■美味しそうですね、油を前にしてこれだけ防寒武装しているのは、いかに寒かったかという事を物語っていますね。 これを見て、美味しそうではなく、衛生面が気になった人は屋台を諦めましょう。 って、それじゃ韓国の面白味が半減しますがね。