★山形 蔵王の御釜

 我が輩、この世に生を受けて五十有余年、未だ曾てレジャーで山形へ行ったことがなかったんです。
 で、季節柄も良いことから「蔵王の御釜+サクランボ狩りツアー」と言う訳で660ccのマイカーを駆って山形の旅1300キロ、と言うことになりました。

★で、こちらが「蔵王の御釜」隣接する刈田岳(1758m)の1700m付近まで車で行けるので「蔵王ハイライン」の終点のレストハウスからほんの数分で、下のような景観にありつくことができ、とってもお手軽。 お手軽すぎてチト有難味に欠けるほど。
 別名「五色沼」との呼ばれる所以は湖面の表情だそうで、時々刻々と五色に変化すると言うことです。 確かに、風が凪いだ瞬間などは、湖面に景色が映り込んで、想像するだに綺麗ではないかと感じますが、日頃の行いが悪いのか風が止む瞬間を捉えることはできませんでした。

特別付録:画像をクリックすると、御釜を中心として180度のパノラマ写真を見ることができますが、10500×2160pixelですから、回線に余裕がないと死んだようになります。 お取り扱いには充分にご注意を!

★蔵王山(一説には蔵王山というピークは存在しないとか)は、ゼンリンの地図に拠れば辛うじて山形県、この御釜は宮城県に位置しますが、刈田岳~蔵王山~熊野岳東の尾根~名号峰の尾根づたいに県境が存在するようで、両県が競って観光誘致をしているようですが、ここへ来てみればそんな下世話のことはどうでも良くなります。 御釜もさることながら、周辺の山肌、御釜から東へ流れる沢の浸食具合など、他では見られないと思うほどの景観は「死ぬまでには一度見ておきたい場所」の一つと言えるでしょう。

★幾つかの花も咲いていたんですが、植物には疎い私はそれらの名前が何一つ判りません。 ですから、何のコメントもできませんが、火山性の石がゴロゴロしている中で、綺麗に咲いていました。

★こちらは、山形市内の「山形一寸亭(ちょっとてい)」の肉蕎麦、地鶏を使った冷たい汁のそばで、さすがに有名なだけはあるなと言う美味しさです。

★こちらは、「山形一寸亭」のお店の外観。十数台の車が置ける駐車場もありです。

★ここまで来たら「米沢牛」でしょ、と言う訳で少し足を伸ばして米沢へ。 偶然見つけた「吉亭(よしてい)」結構由緒正しきお店のようで、建物は文化庁指定有形文化財、当然米沢牛も紛れのないもので、飛騨牛や松阪牛にない肉そのものの味の濃さが特筆です。