■加賀、山中温泉です。 この地方には、山代温泉、あわら温泉、片山津温泉など有名な温泉地がありますが、今回は山中温泉です。 中部地方はほとんど制覇したつもりなんですが、加賀は未経験でした。 海外も良いんですが、国内にもまだまだ見るべきものはあります。

写真は造り酒屋の裏庭、酒粕アイスが有名らしいんで食べてみました、かなり美味しい!

■山中温泉郷を縦断するように「大聖寺川」が流れており、この川に沿って遊歩道が整備されています、旅館チェックインから夕食までに時間がありましたので、散策することに、仲居さんの話ではゆっくり歩いても40〜50分くらいということでしたのでちょうど良い感じです。
既に紅葉の季節は過ぎており、雪も覚悟してきた位ですが幸か不幸か雪景色ではありませんが、地元の人の話では来週くらいから本格的に雪に埋もれるということでした。
紅葉の落ち葉がたくさんありましたので紅葉の季節にまた来たいと思いました。 川の流れは大変清んでおり、そのまま飲めるんじゃないかと思うくらいです。

■遊歩道のあちらこちらには、苔むした岩、木などが多くあります、地熱が高く川辺で湿度も多いのでしょう、植物には詳しくありませんが余り見慣れない苔なども見られます。

■泊めていただいたのはこちらのお部屋、「吉祥やまなか」「雅(みやび)」グレードで個室に露天風呂付きという当ホテルの中でも最上級グレード。 広々とした居室は改装したてということで大変清潔感があり、眼下には大聖寺川を望む良いお部屋です。 食事は部屋ではありませんでしたが、注文を聞いてから刺身を裁いたり、天ぷらを揚げたりして貰えるので、部屋食でないのは納得です。

■この街の特筆は、古い温泉街にありがちなどこか古びた溝くさい、隠微な香りのするという雰囲気が全くないこと、街ぐるみで景観に気遣い、地方行政も観光資源の保全に力を入れているようで、電柱をなくし歩道を広くして観光客に気遣っているのがよくわかります。
地元の人に、「また春になったらいらっしゃい」と言われるくらいなのですから、これから暫くは雪に閉ざされてしまうのでしょうが、雪深い山中温泉も良いかも知れないと思います。