■ちょっと隣のソウルへ行ってきました。

・アメリカのサブプライムローンの破綻に端を発した世界的不況の嵐吹きすさぶ中、脳天気なおぢさんは「WONが安いぞ!」しか頭になくソウルお買い物ツアーへ旅たつのでした。

  年初には1000W=120YENくらいだったらしいのですが、10月始めには1000W=70YEN位にまで値下がりしたので速攻でチケットゲット! 実際に現地へ行ったときには少し値上がりしていて80YEN位でしたが、それでも充分安いと感じました。


下は、商店の軒先に並んでいたたくさんのアメ。
とてもカラフルだったのでアメは好みませんが撮ってみました。


 下は、地下鉄「忠武路(Chungmuro)」駅(「明洞(Myeongdong)」の東隣)の改札からホームを見下ろしたとこですが、なんか岩肌剥き出しの洞窟みたいな感じ(人工のそういうデザインなんですが)で、日本の地下鉄にはあり得ないような演出が新鮮でした。

・政策的なものがあるのでしょう、日本のそれとは単純に比較できないかも知れませんが、ソウル市内の地下鉄の初乗り料金は1000Wで、4〜5駅くらいはその料金で行けちゃうんです、日本での地下鉄初乗り料金は200円くらいですよね、1000W=80円と考えると本当に申し訳ないくらいの安さで、しかも少なくとも明洞地域ではホームも電車もとても綺麗、清潔感があって好感が持てます。 ホームと線路は完全に隔離されていて電車のドアの開閉に連動してホーム側のドアも開くといった具合ですから、地下鉄特有の電車が来る前の風なんかも全然気にしなくて済みます。(上の写真の「忠武路」駅には隔壁はなかったですが。)

・下は、ご存じ「KFC」=ケンタッキー・フライド・チキンの広告。 これも地下鉄の駅で撮ったものですが、一見クリスピーチキンのように見える画には緑色や赤いボツボツが写っていたりしましたので、きっと唐辛子ティストに違いない!と。 結局食べる機会を逃してしまいましたが。

 左手前のガイジンさん、(って私もここでは充分にガイジンなんですけど)愛想良く手を振ってくれたんですが、ファインダを覗いた瞬間だったのでチャンスを逃してしまいました。
露天の出ていない通りでも普通にこれくらいの人出があり、いったいどっからこんだけの人が集まるのか不思議でなりません。
どの店、どの露天を見ても、質はともかくものが豊富で、食品にしても衣料品にしても何でも溢れかえっています。 韓国の庶民生活がどうかなんて解りませんが、明洞や南大門付近をうろついていると、街が生きていると感じます。

・現地では秋の行楽シーズンで、ドラマ「冬ソナ」のロケ地として一躍有名になった「南怡島(Namisum)」も紅葉の有名な観光地らしくソウル市内を流れる「漢江(Hangang)」を車で1時間半ほど溯ったところにある中州なので、ソウルからも「春川(Chuncheon)」からも頃合いの距離と言う利便性からか週末には現地の人が多く行楽に訪れると言うことでした。
“紅葉がすごく綺麗”と聞いていましたから、良い機会だから見ておこうとソウルからのバスツアー(毎日運行してるらしい)に予約なしで飛び入りして観てきたんですが、通常なら片道1時間半のところ往路2時間・復路3時間強、長閑なはずの山間部の道路がひたすら大渋滞でその人気の高さが伺えます。
中州とはいえ島ですから最終的には船で渡ることになるのですが、乗船のための行列が数百メートル!決して大袈裟ではないんですよ、行列はかなり大きな駐車場を突き抜けて、道路にまで延々と続いて居るではないですか、「とてもこんなんには並んでられない」と思い、島に渡るのは取り敢えず断念して駐車場の周辺にいくつかある飲食店のひとつへ、まぁ観光地はどこの国でも同じでろくなモン食べられないだろうと思っては居たのですが、そこで食べた「タッカルビ」の旨いこと!「春川」が本場らしいんですがとんでもない!十二分にも満足のいく味で然も44000W(≒3500円)、二人前ですよ。 食べているうちには小雨も降り出し、「あんな行列に並ばなくて良かった、おいしいものも食べられたし」と思うことしきり。
でもちょっと困ったことが、島に渡らないことにしてしまったら帰りのバスの時間までかなり潰さなくてはいけないと言うこと。 近くのコンビニをふらついて、船着き場近くの土産物屋風のお店を覗いて、ふと行列を見ると100メートルもないではありませんか! これなら並んでも15分くらいかなと思い並ぶことに、結局10分くらいで乗船できてしまいました。 なんてついてるんだろう。

下の写真は、「南怡島」内のレストランというよりは飲食店と言った感のある店ですが、すんごい煙で思わず撮ってしまいました。 これ、全部焼き肉の煙なんですね、当然焼き肉のにおいもぷんぷん、食べたい気持ちは充分にあったのですが、さっき食べた「タッカルビ」がまだ胃に収まってもいないので諦めることに。
韓国に来た第二の目的が「食べること」なんですが、GAL曽根ちゃんでもない限り一般人の胃袋には限界があるようで、「一日10食!」は早々に折れてしまいました。

 紅葉に関しては、ちょっと暖かいせいもあってか1〜2週間早かったかも知れません。

「冬ソナ」で有名になった並木道も色づいてはいましたが、もうちょっと。 っていうか、人の波がすごくて、ここは南大門市場か?と思うくらい。
とても、風情を楽しむという訳にはいきませんでした。
日本よりは少しは寒いんだろうと考えて、ダウンジャケットを着込んでいったのですが、そんなモン着てた日にゃあ汗ダクダクですわ。

 日本の紅葉でさえロクに見ないクセに、ここへ来て「紅葉の季節もナカナカじゃん」とか思うのは変?



 肉眼では、目の覚めるような真紅だったんですがね。