■中部国際空港(通称:セントレア)へ行ってみました、折からの猛暑で35度を超えるなか、海上空港なので塩気を帯びた熱気が容赦なく絡みつき、人間には無論のことカメラにもレンズにも過酷な状況でした。 (2008/07/13)

★3軸×2輪、と言えば誰もが知ってるB777ですね、成田では結構普通に見かけるのですが、セントレアではあまり多くは見られない機体です。 ここでの多くは中・小型機で、韓国・中国・台湾・タイなど、アジア・東南アジア方面への便が多くを占める結果ではないかと思われます。

(CANON EF90-300mm f/4.5-5.6 USM : 300mm(480mm相当) f=16 1/250 ISO:800 現像時に露光自動補正)

★これくらいのサイズの機が多いですね。

(CANON EF90-300mm f/4.5-5.6 USM : 200mm(320mm相当) f=16 1/800 ISO:800 現像時に露光自動補正)

★セントレアへ足を向けた理由の一つは、暫く前に購入して日の目を見ていない「KENKO レフレックス500mm」を試したかったと言うものです。

 A-1時代に大変気に入っていたレフレックスレンズで、当時はシグマでしたが f=8 の暗いレンズで、リング上のボケ味が良いんですがジャスピン感が薄く結構苦労するんです、そのためか いい画が撮れたときの充実感は得も言われぬものがありました。

「CANON 40D」を購入したときに、意を決して「SIGMA」のホームページを訪問したのですが、既にレフレックスレンズはこの世からチョ〜マイナーなものとなっており、インターネットを漂流してやっと辿り着いたのが「KENO」、レンズは値段じゃないんだけど何で30年前の1/3なんかな、と思いつつ安さのあまりクリック購入、いやぁ〜インターネットってホント〜に便利ですね〜(by水野春男)。

ところがこの天候でしょ、長いタマには大変不利なカスミ気味の大気では遠景はみんな白っぽく霞んで見えてしまいます。 他にも、800mmと思われるタマを付けて(こちらはCANONの純正らしい単焦点超望遠)スカイデッキの先端で頑張っている人もいましたが、ん〜〜何を狙っているのか。
遠景が霞むので、被写体がはっきり出て良いと言う人もいますが、そういう画には超望遠は要らないんではないかと。

 40D は、CMOSサイズがAPS-Cクラスなので、レンズ呼称×1.6倍のサイズとなります。 ですから、500mmは800mmと言うことになって、100m以上は離れてくれないと…。 海上の船などを狙えないかなと思っていましたが、大気が白くて何とも。 更に遠景を覗いていましたら、約16キロ先の鈴鹿方面の陸地がかすかに見えます、その手前に海上でサルベージ?プラントかな?肉眼では殆ど解らなかったのですが、帰ってきてRAW現像したところ、こんなモンが写っていました。

(KENKO レフレックス500mm f/6.3 : (800mm相当) f=6.3固定 1/1600 ISO:200 現像時に露光補正)

★上のは白けた画像から何とか実態を浮かばせようとしたので下半分はえらいことになっていますが、ここまで露光を弄らなくても、こんな感じには撮れます、海面から立ち上る湯気で船が少し宙に浮いた感じになってコレはコレでありかな。

(KENKO レフレックス500mm f/6.3 : (800mm相当) f=6.3固定 1/1600 ISO:200 現像時に露光自動補正)

■結局、超望遠でおもしろい画は撮れず。 もう一つの理由「セントレアらしい、旅に出たくなる写真」と言うテーマでセントレアが募集しているコンテストに応募する写真もらしいのが撮れず、海上空港はここと関空くらいだと思うので、船と絡めて… なんて、誰でも考えるんでしょうね。

で、らしい画なんてどんなんかな?と考えているうちに猛暑の影響もあってか、頭が煮えてきて何を撮りたいのか解らなくなってしまいました。