Photography

カメラ関係をリニューアルしてみました。
こちら「写真館1」では、主に機材の事について触れています。
以前の、ギャラリーは、「写真館3」に。
旅行関係は「写真館2」のままです。

 過去に使用していたカメラを、当時の思い出と共に引きずり出してみました。
 とは言っても、今では影も形もないものが多く、現存するA1でさえ、動きはしません。
 こんなのも使っていたなぁ、と言うだけです。

MEIKAI-EL
MEIKAI EL

■生まれて初めて手にしたカメラは、小学校高学年くらいの時に、お年玉をはたいて買った 「MEIKAI EL」。

 近所のカメラ屋のおじさんに相談したら、「カメラは安いのでイイから。 白黒で構わないのでなるべくたくさん撮って慣れなさい」と教えられ、頑張ってたくさん撮りましたが、子供の小遣いでは続きませんでした。

 固定焦点レンズに、3段階絞り、シャッター速度も固定で、切れば取り敢えず撮れる、というシロモノでした。
 恐らく1〜2年くらい使ったでしょうか。
(1963年発売)


A1
CANON A1 28mm f/2.8

 
REFREX
SIGMA REFREX MIRROR 600mm f/8

 

SIGMA 100〜200mm

 

TOKINA 120mm f/2.8

 

■それから十数年後、満を持して購入したのが「Canon A1」。 50mm f/1.4 付きで、「メイカイEL」を買った同じカメラ屋さんで購入。 今でも現役の「ベルボン」の三脚は、カメラ屋のおじさんの好意で、おまけして貰ったものです。(たぶん)
 50mm f/1.4より高い値札が付いていました。

 すでに社会人だったので、「お年玉をはたく」ほどは痛くなかったと思いますが、それでも1か月分の給料では足りなかった記憶があります。

 発売当時のキャッチフレーズは「カメラロボット」。 その名の通り、当時としては画期的な電子化が施され、絞り優先AE、シャッター優先AEの両優先AEに加えて、プログラムAEを世界で初めて(たぶん)採用した、先端技術モリモリのカメラでした。

 無論、当時は「アンチオート派」が存在しており、シャッターレリーズまでも電子化してしまったA1に、「電池切れたらただの箱」と揶揄されたモノです。 しかも、シャレにならないくらい電池の消耗が激しく、200〜300枚程度で高価な4G13がなくなり、「ただの箱」状態になった事も何度かありました。

 4G13(4LR44はマンガン電池)電池は、G13(LR44)ボタン電池を4段重ねたのと同じ構造で大変容量が小さい癖に、ファインダー内の7セングメント表示、絞り羽根や横走りする布幕シャッターを動かしているのですから、短寿命は仕方ありません。

 でも、本格的一眼レフを手にして、写真を撮るためにたくさん旅行もしました。
(1978年発売)

■CANON 28mm f/2.8
 当時は、ポートレートも結構撮っていたので、人物から1.2〜1.5mも離れれば全身が入る28mmはかなり重宝していました。(ウェストレベルなら1m以内!) これは、雑踏などで一人の人物を中心に切り取る(被写体から1.5mの距離に人は入ってこないから)事が容易で、しかも情景も取り入れられ、場所を選ばない撮影が出来ました。


■SIGMA REFREX MIRROR 600mm f/8
 お手軽な価格で超望遠が手に入るという事では他に選択肢なしです。 作りはカッチリとしていて、ピント合わせがすごくスムーズ、最近のプラスチック筐体のレンズとは操作感が違います。 でも、ピントは激しく浅く、普通にはISO400のフィルムくらいしか手に入らなかったので、増感現像を良く頼みました。

■SIGMA 100〜200mm
 当時のSIGMAズームは、ズーム機構が少し変わってて、直線的に前後に移動してズームさせるものでした。 機動性には優れていましたが、カメラが下を向くとズルッと伸びてしまいます。

■TOKINA 120mm f/2.8
 望遠で(とは言っても中望遠ですが)明るいレンズが欲しかった。 当然当時は手ブレ補正などと言うものはありませんでしたので、明るい望遠は重宝しました。 しかも解放側のボケ味が良く、ポートレートに最適でした。
 マクロ用途としてもなかなか良いボケをしてくれるので、背景の抽象化に大変良い味を出してくれました。


AV1
CANON AV-1

■CANON AV-1
 こちらは、A-1のサブとして購入したもの。 A-1から絞り優先AEを残した感じのものですが、サブの役割は十分に果たしていました。
 普通、一般的にはAE-1を選択するんでしょうし、実際AV-1と言ってピンと来る人は数少ないはず。 敢えて、AV-1にする所が私らしい?
 当時のCANONとしては、絞り優先は珍しい存在でしたが、私のスタイル的には絞り優先が合っていました。
 てか、A-1も殆ど絞り優先モードで使用していたし、今の7Dでも90%以上絞り優先です。
(1979年発売)

■こののち、Canonはマウントの変更という暴挙に出ます。 確かにAFに対応するにはFDのAE機構(カメラ側から絞りレバーを動かしていた)が邪魔だったんだと思いますが、せめてFD→NewFDくらいの互換は残っているものと思いきや、EFマウントは付きもしない! 残酷でした。