購入から満10年が経過し、FullHDではあるものの、バックライトがCCFL（冷陰極蛍光管）だったり、当時としては結構大きかった40インチがやたら小さく見えたり、チューナがダメになったり、流石に時代の進化には勝てない雰囲気になってきたので、思い切って買い換えることにしました。
SONY KDL-40V2500
普段あまり興味を持ってテレビ業界を見ていなかったので、さっぱり解りません。
そこで市場調査！と言う訳で近隣の家電量販店へ赴くことに。 おぉ！世の中4Kになっているではありませんか、4Kなんて放送されている訳でもない（スカパー！ではやってるが）し、Blu-rayがある訳でもないのに、なんで4Kが必要かな、ただの家電屋の付加価値戦略じゃねえの。
倍速って何よ！29.97fps（約30コマ/秒）を4倍の120コマ/秒とかに補間して表示することになんか意味があるの？ これも付加価値戦略というやつ？
バックライトはLEDで良いんだけど、直下型とかエッジ型とか、よく調べないとな。
で、各メーカの発色の差違を確認するつもりで行った家電量販店で、先に基本的なFullHDと4Kの違いの確認から、とは言え通常の地デジ放送の解像度は1440×1080i（一部は1920×1080i）を1920×1080iにアップコンバートして表示していること、BSでも1920×1080i（一部は1440×1080i）であり、通常は4K放送のソースにありつくことはない、そのためか4K対応チューナを搭載している機種はかなり少ないみたい。 4Kのソースにありつくためには、「スカパー！プレミアムサービス」や「ひかりTV」を契約する必要があります。
家電量販店でデモ表示されているのは、通常の地デジやBS放送なので、FullHDでも4KTVでも変わりはないと思われますが・・・違う！最近の画面サイズのトレンドは50インチ以上が普通であり65や80インチなんてのもあるので、FullHDのままでは結構画面が荒れて見えてしまいます。 しかし、最近のアップコンバート技術は目を見張る者があり、同サイズのFullHDと4Kを比較すると明らかにエッジが綺麗で髪の毛1本1本がはっきり見えます。 この違いだけでも4Kの価値はあると思われます。
LEDが当たり前となったバックライトには、直下型とエッジ型があります。 他に有機EL方式があるようですが、現状では高コストであり自発光ではあるものの大画面テレビにはまだまだ光量不足で候補からは外します。 バックライト方式ではLEDの総数から類推するに、エッジ型の方が省電力であると思われます。 実際に同サイズのもので比較すると機種によっては消費電力の差が2倍にもなるものもあったりします。 しかし、大画面にはエッジ型では、隅まで均等に光を届けるには若干力量不足のようで、通常のエッジ型では画面下部にある発光部から最も遠いと思われる上端両隅では若干光量不足に見えます。
あとは倍速モード、3D対応というのもあるようですが、方式が統一されていないとか、専用メガネが必要とか、まだまだ実用レベルではないと思われ、更に各社縮小方向にあるようで対象外とします。 話を戻して倍速モードですが、通常のテレビ放送では29.97fpsで放送されているコマ数を、時間軸で2倍や4倍に増やして表示するものですが、これも大画面テレビならではの問題で、通常のコマ数では結構チラついて見えるんです。
で結局、選択の必須アイテムとして、
1．4K
2．倍速
3．直下型LED
をキーワードとして、発色も確認しつつ機種を選定することにします。 画面サイズは取り敢えず50インチ程度でしょうか、我が家のリビングにはその程度のサイズが向いているのではないかと考えます。
まぁ、そこそこの買い物なので10年くらいは使いたいので、信頼性に長けた国産ですかね、海外製でも発色が良ければ選択肢に入れても良いと思います。 国産と言っても、最近の国産メーカはそれぞれ問題を抱えているようで、原発政策に踊らされて大赤字を抱えることになった東芝、亀山神話を忘れられず堺に大型工場を作ったは良いが価格競争に巻き込まれて撃沈、海外メーカに身売りしたシャープ、プラズマに拘るあまり液晶に出遅れた日立、最も安定してるかに見えるパナソニックは発色がイマイチ。 三菱はバックライトが白色LEDではなく、赤＋シアン系を使い分けるというワザで発色が良いらしいけど高価格。 SONYは好きなんだけど、リモコンの反応があり得ないほど遅いと言う評判でボツ。
結局、コスパ・売れ筋ランキング・信頼性などを考慮した結果、東芝 REGZA 55Z700X と言う結果になりました。
東芝 REGZA 55Z700X
(2017/04/26)