地デジのコスト


IO-DATA GV-MVP/HS2
 

気がつけば、世の中のテレビは地デジ化が進んでいて、無論我が家のテレビも地デジ放送を見ているんですが、PC環境では未だにアナログだったんです。

スカパー!チューナをPCに接続しているんですが、これもアナログ、黄-赤-白のケーブルで、アナログキャプチャボードに入っています。
TV放送もチューナボードで見れるのですが、これもアナログ。 で、一念発起、PC環境も地デジ化しなくてはと思い、何をどうすれば良いのか調査してみました。 (世の中とっくにそんな話題は終わっているのでしょうが。)

手っ取り早いのが、左の地デジチューナボードでしょうね、15千円程度で入手できるんで、そんなに財布も傷まないし。
なーんだ、これで終わりか?と思いきや、モニタがデジタル接続でないといけないらしいです。 著作権保護とか何とかで。 まぁ確かにデジタルデータなので無対策だと殆ど劣化のないままいくらでもダビングできてしまうんで、制作側からすると困りモンでしょうから。
んで、我が家のモニタは液晶化は終わっているのに、そのときコスト優先で購入したお陰でデジタル入力がないんですわ。 デュアルモニタの視界の真ん中にモニタの切れ目があることに結構嫌気がさしていたのと、仕事場のモニタが24インチワイド(1920×1200)で結構使い勝手が良かったことから、私のメインの19インチデュアルを24インチに変更することにしました。 無論デジタル入力のあるやつですが。(24インチを買って26インチを使っている件に関しては別稿で)

デザイン優先、コスト優先で選ぶとこうなりました。 色再現性は結構心配しましたが、少し調整すれば特に問題になることもなく、バックライトの光量調整ができないのが難ですがそれ以外は期待以上の性能でした。

我が家は、ケーブルテレビが入っているので地デジの信号はバススルーで取ることができます。 ですから、取りあえず見る/録るだけならこれで終わりのようですが、我が家には別の問題がありました、このモニタ、4台のPCで共有しなくちゃならないんです。
4代目か5代目になる4PC切替器はアナログ信号用なんです。 これをデジタル信号が使えるものにする必要があるみたい、別にチューナボードが刺さっているPCのみ単独でデジタル接続して、他のPCは既存のアナログのままでも使えないことはないんですが、先にはどのPCでもデジタルコンテンツを扱えるようにしたい、と言う思惑があるのでここはデジタル用の切替器でしょ。
と言うことで、よせばいいのにコスト優先で選んだのがRATOC社製の切替器、この製品には文句がいっぱいありますが取りあえずこれで地デジ化できたと。

まだこのときはCPRMのことなんかそんなに深刻に考えていなかった訳で、DVDコンテンツが結構簡単にバックアップできてしまうので、それくらいの負荷で地デジの録画もライブラリに追加できるのだろうと考えていたんです。
で、録画したものを取りあえずDVDにでも焼いておこうかと思いきや、CPRM対応メディアがないと焼くこともできません。しかも2時間弱のコンテンツが11GBも消費してるではありませんか、DVDなんて、たかが4GB強ですから、ここで1/3以下に圧縮することになってしまいます。 せっかくの高画質が意味なし状態。
BLUE-RAYはドライブもメディアもまだコスト高なのでもう少し後にしようと思っていたんですが、BDに焼かないと画質が維持できないというハードルに出くわします。
更に、どのPCでも自由に編集できるようにしようと思うとどうしてもガード外しが必要になってきます。 これもNET上で調べましたが、DVDほどには簡単にできないと言う更なるハードルが。
最低限のCMカットくらいは地デジボードの付属ソフトでも可能なようですが、それ以上になるとやっぱ専用の編集ソフトでやりたいと思うのです、幸い手持ちのノンリニア編集ソフトはフルハイビジョンまで対応しているのでそっちは問題ないのですが、そいつが扱えるデータにまで変換するのが大騒ぎ、だいたい変換時間も実時間の2~8倍程度掛かるみたいだし。

 我が家では、実用までにはまだ遠いということです。


SAMSUNG T260
 

RATOC REX-43XDA