★新型インフル(H1N1)感染者数の推移 (更新:2009/08/31)最終回

 バンデミックまで発展した新型インフルヘンザ(H1N1)(=豚インフルヘンザ)ですが、7月中旬でWHOは各国別の感染者数の発表を中止してしまいました。
 日本のIDSC(感染症情報センター)もこれに倣って7月26日を最後に総数の公表を行わないことにしています。
 このため、これ以上グラフを継続する事が難しくなりましたので、定期更新はこれを最後にしょうと思います。
 何らかの形で総数が解った時点で追記していこうとは思いますが、ニュースソースが違うと数値が異なるのは当初から解っていましたので、ちゃんとした数値になるとは限りません。

★更新:8/23 WHO発表:Influenza A(H1N1) - update 63
 総数では既に20万人を超えました。 日本国内では、定点観測による推計が表示されるのみとなりましたが、先の1週間だけで6万人という数値になっています。 全く信じられない数値で信憑性に欠けます。

★更新:7/20 WHO発表:Influenza A(H1N1) - update 58 (6 July 9:00AM GMT)
世界総数が95千人に届こうかと言うところまで来ました。 日本でも3千人を超えたとか。
ところが、肝心のWHOは7月6日を最後に、更新をしていません。 夏休みにでも入ったのか、既に数値どころではないのか、実際のところは判りませんが、2週間も放置しておくのはどうかと。 いやいや、どっかのページに引っ越しているのかも知れませんが、いつも見ているところには更新はありません、信頼できる数値を探さなくっちゃ。

★更新:7/5 WHO発表:Influenza A(H1N1) - update 57 (3 July 9:00AM GMT)
 世界総計:89900人余り、日本でも1400人超、USA:3万人超、メキシコ:1万人超、トップ4の、USA、MEX、CAN、UK、は変わらないものの、5位:チリ、6位:豪州、7位:中国、8位:フィリピン、9位:アルゼンチン、10位:日本、となっており、11位以降には、タイ、ニュージーランド、シンガポール、スペイン、ブラジル、イスラエル、ペルーまで、500人以上の感染者が出ています。 100人以上の感染者を出している国を注目すると、アフリカ、東南アジア、南米などの国々が軒並み名前を連ねる状態で、懸念されていた南半球での拡大が現実のものとなっています。
これで、このインフルヘンザが他のインフルヘンザと同じく地球上をグルグルと廻り続け、蔓延→定着することはほぼ確実です。
また、報道によれば抗ウィルス薬のタミフルが効かないものも発見されたとか、元々ブタ同士の感染のみで人間には感染しないと言われていたものですから、これが人間に感染するようになり、更に人間同士で感染、タミフルに耐性ができた、と刻々に進化しています。 当然タミフルの効かないウィルスが大勢を占めるようになり、更なる進化があるものと思われますから、世界レベルで歩調を合わせ殲滅に真剣に取り組まないと、この先どんなことになるのか想像するだけで身の毛もよだつ思いです。

★更新:6/21 WHO発表:Influenza A(H1N1) - update 51 (6/19 7:00AM GMT)
Phase6に格上げになった途端、感染者数の増加は加速しており、既に45千人に届こうとしています。
先日ソウルに行ってきましたが、帰国後に韓国疾病管理センターから追跡調査の電話があり、健康状態について質問されました。 無論ちょっとやそっとではビクともしない昭和人間ですから、「元気はつらつ〜〜」と言っておきました。
日本国内の感染者数も、一度は収束に向かっているかのように見えましたが、Phase6宣言に機を同じくして新たな地域で発症するケースが報告されています。 ただ、世界レベルから見れば増加率は小さい方で、一時期世界第4位にランキングされてしまったものが、豪州、南米、英国に抜かれ現在では8位となっています。 やはりこれから冬を迎える南半球に新たな感染国が集中しているようです。

★更新:6/12 WHO発表:Influenza A(H1N1) - update 47 (6/11 AM6:00 GMT)
とうとうPhase6に格上げとなりました。 Phase6では海外への渡航禁止などの措置が可能となりますから、旅行者にとっては肩身の狭い思いをすることになるでしょう。
日本では収束に向かっているようだと言いましたが、また復活してしまったようです。

★更新:6/10 WHO発表:Influenza A(H1N1) - update 42 (6/8 AM6:00 GMT)
 1週間ほど更新をサボっていましたら、既に25000人を超えています。 懸念されていた南半球での発症者が増えています。 アフリカにも上陸しているようです。 これからどんどん寒くなる南半球の国々、保健施策が充分でない国々で感染者が出ると、死者も増加しなかなか収束しません。 一説では流行は地球を3周すると言うことなので、寒い国での長期化が心配されます。
 上と同じデータで、縦軸を1200にしてみました。 日本での沈静化とは裏腹に、オーストリア、イギリスなどで急増しています。

★更新:6/3 WHO発表:Influenza A(H1N1) - update 42 (6/1 AM6:00 GMT)
データは変わっていません。 最近はWHOも毎日更新という訳ではなくなったようです。 地元愛知県でもとうとう感染者が出てしまいました。 ハワイ帰りの3人のうちの2人だそうですが、その方々とハワイでの滞在期間がダブっている我が家では何事もない日々を送っています。 ってか、ハワイでは感染者が出ていない(→ハワイ観光局)のだそうですから、日本の方がよほど危険なんじゃないかと。

★更新:6/1 WHO発表:Influenza A(H1N1) - update 42 (6/1 AM6:00 GMT)
日本では伸び率が大変小さくなりましたので、沈静化していると言えるようですが、アメリカでの伸びが一向に衰えません。
 下に縦軸(人数)を500に拡大したものを貼っておきますが、日本での拡散が明らかに鈍化しているのが解ります。 これは日本人が衛生面にかなり敏感であることの現れ?

★更新:5/28 WHO発表:Influenza A(H1N1) - update 39
 各国共に、毎日更新している訳ではないようですのでグラフがうねっていますが総合的には感染者数の伸びが鈍化しているとは言い難い状況です。
 筆者は、25日にセントレア(中部国際空港)に帰国してきましたが、機内でのアンケート調査、空港での検疫ともに思ったほどの厳しさはありませんでした。 既に国内で感染者が出ているので、水際で止めてもあまり意味がないと言うことなんでしょうか。 まぁ渡航先が感染者の出ていない地域でしたから、危険国に帰国したという感じでしたが…。

★更新:5/21 WHO発表:Influenza A(H1N1) - update 34
とうとう総数で1万人越えとなりました。 日本の水際作戦も敢えなく撃沈関西方面から始まった感染者は関東に飛び火全国的に拡散するのもそんなに遠くはないでしょう。
ヨーロッパではかなり早い時期から感染者が出ていましたが、後発の日本は既にヨーロッパ諸国を抜いて世界第4位。 米、加、が多いのはメキシコでの発症初期に多くの研究者がメキシコ入りしていたので納得ですが、対岸の火事だと思っていた日本で急速に感染者数を伸ばしているのは人口密集度のせいでしょうか?

★情報は、2009/05/18現在(WHO発表update34)のものです、ニュースソースによって数値にばらつきがあり、WHOのアナウンスは一般情報より1〜3日程度遅れているようですが、最近では各ソース間で1000人以上の差があったりしますので、WHO発表のものに限定してデータを収集しました。

グラフで見る限り、発生源とされるメキシコでの感染拡大傾向より、アメリカでの感染拡大が急速に大きくなっていることが解りますので、まだ「収束に向かっている」(某国のアナウンス)とは言い難いのではないかと。

アメリカと言っても日本人が好んで行くハワイでは、今のところ上陸したという情報はありません。


最新のデータでは、全体的に収束傾向なグラフになっていますが、週末を挟んでいるので単に更新情報をWHOに報告していない可能性もあります。

★情報は随時更新します。