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【ミラーリングのすすめ】(2005/05/15)

 先日、とうとうAMIサーバの起動ドライブが飛んでしまいました。 ドライブは、なんと1999年製のものだったので6年も経過していることになりますので、MTBF(平均故障間隔)から考えても大幅に超えているわけで、ここまで放置しておいた方に問題があるのです、実際に当該HDDのMTBFは4万時間程度、単純に24時間運転で4年半というとこでした。 メンテのためにPOWER OFFして、起動したら「カコカコカコ」とか言って、天寿を全うされました。 ご冥福を…
 なんて言ってる場合じゃなく、起動ドライブのクラッシュ=起動しない、と言うことでしょ、ヘラヘラ笑ってる場合じゃないと思うのですが、なんと、2000SRVの機能でミラーリングしていたお陰でIDEのプライマリのスレーブからブートしてくれたのです。 どのようなシーケンスで、ブートドライブの不良を検知して、通常では起動するはずのないスレーブからブートするのかは、勉強不足ですが、実際に助かってしまいました。
 早速、「ディスクの管理」で死んだドライブのミラーを解除、一度シャットダウンして、死んだマスタを交換し、旧スレーブをマスタとして再度起動、これも難なくクリアして、もう一度「ディスクの管理」で、新しいドライブにミラーを設定、あとは勝手に再構築してくれて完了!
今までのクラッシュで、これほど楽に済んだことはありません、ひとえにミラーリングのお陰であると、感心しました。

 で、ミラーリングのすすめ、となる訳ですが、最近では大容量のHDDが流行で、最近のドライブでは200GB程度のドライブが一番コストパフォーマンスが良かったりするので、ほんの数年で10倍にも容量アップしてしまった感がありますが、起動ドライブ用に40GBとかの少容量(って、既にマヒしてる)のドライブを2機用意して、ミラーリングしましょう。通常のWindows2000proやWindowsXPproなどでは、ミラーリングの機能はありませんからRAIDコントローラを導入するか、若しくはRAIDコントローラ装備済みのマザーボードを購入することになりますが、300〜400GBのドライブを買ったと思えば購入できてしまいます、高容量化も魅力ですが、大事なものは冗長性のあるドライブに保存するか、こまめにバックアップするしかありません。 ところが、このバックアップが曲者で、最近の100GB超のドライブをバックアップするにはとんでもない時間と労力を消費することになります。

 幸いにも、ご家庭にセカンドマシンがあるとしても、100Mのネットワークを使っても数時間も要するコピー作業が待っています。 バックアップを支援するツールなども出回っていますが、この作業を1週間とか言うスパンでやり続けるには、相当几帳面な性格が必要です。 無論、わたしにはそんな几帳面な性格は備わっていない訳で、自動的にいつでも二重化された環境を求めてしまいますが、ブートドライブがきちんとミラーで助かることを知って、もう完全にミラーリングの信者と化しました。 是非とも、ミラーリングを行って、ディスククラッシュの恐怖から抜け出して下さい。

おまけ;ミラーリングに必要なもの
・HDD 2個(できれば同じもの)
・RAIDコントローラ(ケーブルなどはたぶん付いてる)