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【SETI@Home】(2001/10/01)

多くの方が、ご存じのこととは思いますが、我が家の眠らぬマシン達に有効に電気代を使って貰うべく「SETI@Home」に参加することにしました。

 「SETI」の存在を知ったのは、かの映画「コンタクト」を見たときでした。このプロジェクトに、我が家のマシン達、「kazoo」「meru」「ami」の3機がそれぞれ接続して、うち1機はフォアグランドで、稼働しています。

 ただし、私的にはターゲットとしている電波の周波数が、かなり高いこと、帯域もかなり狭いことから、少なくとも銀河系内から太陽系に向けて狙い撃ち的に発射してくれた電波でないと捉えないだろうとは思っていますが、周波数を下げれば、拡散性は高くなるが、エネルギーの減衰もはやいので、帯域の選択もそう簡単ではないのかなと思います。

 つまり、このような周波数の電波は、例えば衛星と地上の通信などに使用されているもののように、ビームをかなり絞ったパラボラアンテナなどにより送受信するもので、同様の文化を持った宇宙のどこかの星が、盛んにGHz帯の通信をしていても、それが地球まで漏れてくると言う可能性は殆どありません。好奇心旺盛な宇宙のどこかの文化が本当に「コンタクト」する積もりで、こっちに向けて電波を発射してくれないと遭遇しないと言うことです。

 映画「コンタクト」をご覧でない方は、是非とも一見されることをお奨めしますが、あれは、30光年弱程の至近距離からのコンタクトであったと言う想定で、しかも地球上内での放送の電波が漏れていったのを捉えられたと言うことになっています。
その想定で行くと、地球上で人工の強力な電波が飛び交うようになってたかだか数十年ですので、地球に知的文明があることを電波によって知ることができるのは、この広大な宇宙のなかで、たった半径数十光年程度の範囲と言うことになります。
そして、今この時間に、どこかの星の物好きが地球の電波を捉えて、すわ一大事と地域や国や世界を動かして(なんて地球的発想なのだろう)、超強力電波発信機を使用して返信を帰してくれたとしても、それが地球に届くのは、今から数十年後と言うことになります。
相手が、めっちゃ進んだ文明を持っていて、電波を加速機を使って、10倍くらいの速度で飛ばしてくれれば、数年後には地球に到達するでしょうが、残念ながら、そんな加速された電波は、今の地球の文明では受信できません、なんせ、ワープ航法すらドラマの世界なのですから。

 そんな話は、身も蓋もないので、1/∞の可能性に賭けて日夜世界の300万人以上のパソコンが協力するこのプロジェクトに私も夢を託します。
これって、宝くじに当たるよりも確率低い?!