【コンデンサ破裂】

下の写真でお解りのように、中央のコンデンサが破裂しちゃってます。
この部品は、ビデオボード「WinFast PX6600TD 128MB」に載っているもので、Rubycon社の6.3V 1500μF。
105度品なのですが、なぜか同じ規格の部品が2個破裂してます。
いつ頃購入したものかは忘れましたが、インターフェースがPCI-Express16ですから、そんなに古くはないと思います。
 それどころか、つい最近まで現役だったAGPインターフェースのビデオボードでさえ破裂した事なんてなかったんですが…。

じゃぁ、何でこのコンデンサが飛んでしまったのか?と言うことになるんですが、ちょっと疑わしいのは後付けしているZALMANのVGAクーラ。 見た目には結構迫力があり、よく冷えそうなんですが実は基板上のエアフローはどうだったのかと言うことです。 ただ、他のボードでは、VGAクーラ(こちらは純正)のファンが焼き付いてしまっているのが解らないまま1年近くも使い続けてしまっていたのに何の問題も起きなかったと言うボードもありますから一概にクーリングの牲とは断定できません。



下の写真が、破裂したもう一つの方です。
普通ならチップもGeForce6600ですから、捨てちゃっても良いんですが、手元に半田ごてが出してあったのでつい交換してみたくなって…。



調べてみたら、6.3V 1500μFで φ10mm×12.5mmというサイズは結構特殊なようで、NET上のよく使う販社では同じものが見つかりませんでした。 仕方なく高さが20mmのもので我慢することに。 この高さが既にボードの高さ制限を超えているので2スロット分を使うボードになってしまいますが、最初からこれに着けているZALMANのチップクーラが充分に高さ制限を超えていますから、問題ないと言えば問題ないんです。

明日くらいには代替コンデンサが届くはずですから、交換後に更にレポートしたいと思っています。

★…と言う訳で、下が交換後。 充分にデカいですね。 手前の背の低いのが同じ6.3V1500μFのRubycon社製、交換した背の高いのがニチコン社製です。
最近の多層板ではランドが非常に小さく、スルーホールも部品の足ピンギリギリのサイズで作ってありますから、高ワットの電動バキューム方式の吸い取り器でさえ簡単に外すという訳にはいきません。