■サーバーは物置部屋へ (2008/07/13)

 我が家のパソコン部屋は、多くのファンたちのおかげでゴォーっと言うファンノイズが絶えることなく、とても落ち着ける部屋とは言い難い状況だったのですが、最大のノイズ源とも言えるファイルサーバを隣の物置部屋へ移すことに成功しました。

部屋は隣なんですが、我が家はマンションで、普通の隣室なら石膏ボードの壁で区切られているだけなので、ケーブルの穴くらいドライバを突き立てるだけで簡単に穴あけできてしまうのですが、物置部屋はウッドデッキに出ており、ここの壁は10センチくらいのコンクリートで出来ているのです。

更に、規定でこのコンクリートに穴あけすることは許されておらず、エアコンのダクト穴を利用するか、無線で飛ばすくらいしかネットワークを接続する方法がありません。

しかも、運の悪いことにエアコンのダクト穴はちょうど物置部屋の壁の中に入る形になっており、ここを利用するときには壁をある程度剥がさないといけない状態で、なかなか踏ん切りが付かない状態でした。

ところが、最近フラットタイプのカテゴリ6eのネットワークケーブルが安価に入手出来るようになりました。
 このケーブルなら、トビラに挟んだ状態で使用することが出来ますので穴あけで悩む必要がないのです。

「Gbなんだからカテゴリ6で良いんじゃないの」なんて声が聞こえて来そうなんですが、Gb規格では一応 5e から利用が可能で、むろん 6 で充分なんですが、フラットタイプでは10Mも延ばすと実質100Mb程度しか出ないのでした。
そんな事情で今回入手した6e のケーブルで実験したところ、980Mbくらいの速度が出ていましたので、速攻で物置部屋にファイルサーバお引っ越しという運びとなった訳です。

実験では、2台のPCから2GBのデータを同時にファイルサーバに書き込み、サーバー側でトラフィックを計測するという方法でしたが、どちらのPCでも書き込み速度が60MB/s以上出ており、ローカルドライブと大差なく使用できる事が解りました。

さらに、騒音源がなくなったおかげでパソコン部屋が大変静かになりました。 それでも、パソコン部屋では5台のPCが稼働しているのですが、最近組んだものに関しては静音化にも気をつけていたので、まぁ我慢できる程度のノイズで済んでいます。

これから本格的に夏に突入となりますから、冷房のない物置部屋でどれくらいサーバーが耐えてくれるのか疑問ですが、各地で35度を超える猛暑となった今日でも、特にトラブルもなく動いてくれています。