■Windows Vista 人柱計画■

■巷で噂のWindows Vistaなるものを買ってみました。
怖いもの見たさという一面もありますが、ぼちぼち仕事に影響が出てきていますので、取り敢えず一通りしゃぶり倒してみようと思ってみたのです。

  Windows Vistaには、いくつかのエディションが存在しており、Home Basic、Business、Home Premium、Ultimateの4種で、概ね以下のような違いがあります。
 
Home
Basic
Business
Home
Premium
Ultimate
強化された検索機能
Windows Aero
×
Windows フリップ3D
×
Windows フォト ギャラリー
Windows サイドバー
Windows 転送ツール
Internet Explorer 7
保護者による制限
×
Windows Defender
Windows Complete PC
バックアップと復元
×
×
Windows シャドウコピー
×
×
暗号化ファイルシステム
×
×
Windows BitLocker
ドライブ暗号化
×
×
×
Windows Mobility Center と
Tablet PC の拡張サポート
×
Windows Media Center
×
×
Windows ムービーメーカ HD
×
×
Windows DVD メーカ
×
×
同期センター
Windows モビリティー センター
Windows ミーティング スペース
Windows Tablet テクノロジー
×
リモート デスクトップ機能
ドメイン参加
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×
Windows Ultimate Extras
×
×
×

■インストール(第一弾:クリーン・インストール)
 取り敢えず、インストールしなくては何も始まらないので、第一弾としてクリーン・インストールに挑戦です。

 私が購入したのはUltimate(DSP版)で、以前言われていたOEM版というヤツです、厳密にDSP版とOEM版でどう意味合いが異なるのかは調べていませんが、Microsoft社の直接のサポートは受けられないと言う位置づけには変わりはありません。
 私はこのDSP版をメモリと一緒に購入しましたので、本来ならメモリメーカがサポートしなくてはならないのでしょうが、まぁそんな事にはなってくれそうもありませんね、Microsoft社のスタンスとしては、ライセンスはVista本体にあるのではなく、ハードウェアに付属するものだと言っており、ハードウェアが故障するなどして使用不能になった場合にはライセンスも消滅する事になっています。
 メモリはメーカが永久保証をしているものなので、メモリが保証規定範囲内の状況で使用不能になった場合には、ハードウェアは保証されて新品が来るなどするのでしょうが、Vistaのライセンスはそのまま生き続けるのでしょうかね?微妙な規定の解釈の問題が出そうですが…

 閑話休題、4種あるエディションの中でUltimateを選択したのは、取り敢えずすべての機能を試したかったからで、DVDやDVD-HD、MediaPlayerなどのマルチメディア系の機能はサードパーティに良いのがたくさんあり、実際に私の今までの環境ではそれらの機能は他のベンダのソフトやフリーソフトを使用していましたので特に必要性を感じないのですが、Vistaになってどのように進化/退化したのかも見極める事にしたいと考えています。

 インストールに使用したPCのスペックは以下の通りです。
・Intel Core2 Duo E6400
・Asus EN7600GT/2DHTV
・Asus P5B Deluxe
・DDR2-800 1GB×2+512MB×2=3GB
・Maxtor 7V250F0 (250GB)×2
  Hitachi HDT725032VLA360 (320GB)×2
  Maxtor 6Y160M0 (160GB)
・PIONEER DVD-RW DVR-109

 特に変わった組み合わせではないと思います、まぁ最近の最先端スペックという訳にはいきませんが、メーカ製の売れ筋のスペックよりは少々上を行っているのではないかと思います。

インストール後に見ることの出来る、「Windowsエクスペリエンス インデックス 基本スコア」と言うのがありますが、これが“5.1”となっているので、3DもAeroも充分な能力を持っていると言うことなのですが、第一弾のクリーンインストールでは、敢えなく撃沈! インストール中にブルースクリーンが出てどうすることも出来ません。
Windows2000(NT)ベースのWindowsXPの発展形だと思っていましたが、かなりの部分で変更されているようで、特にドライバの作りについては大がかりな変更がなされているようです。

取り敢えずWEB上で、ブルースクリーンの原因を探るべく調査します。どうやらオンボードの「JMicron JMB36X Controller」がVistaには分かっていないようで、AsusからVista対応のドライバを落として、インストール中に追加のドライバとして教えてやるという作業をします。