●下には、デュアル化=高発熱化 みたいなことを書きましたが、時代は省エネみたいで、Core2Duoの45nmモノなどは、すごく発熱が抑えられており、お化けみたいなクーラなんて必要なくなっています。
気の利いたシステムでは、ファンレスなどもあり、一時期のただのファンレスではなくちゃんと実用になるシステムが出来る程になっています。
家も順次静音化に移行したいところですが、サーバを物置にでも移動しない限り、ここパソコン部屋に静寂が訪れることはないでしょう。
120mm2400rpmのファンがフロントで3個も唸っています。 これで12個分のHDDを冷やしているのですから仕方ないんですが、ホント、ウルサイ。(2008/04/13)
●最近ショップで目に付くのがCPUクーラです。 CPU市場はデュアルコアの出現で今まで以上に処理能力の向上を目指した形となっていて、処理能力の向上=発熱の増大という図式がますます明確になっていているような気がします。
そのような背景が影響してか、若しくは最近の気の利いたマザーボードが軒並み簡単な操作で実現できるWindows上で動作するクロックアップツールを備えていることに因るのかも知れませんが、CPUクーラの大型化が目立つようになってきました。
ちょっと前なら想像も付かなかった120mm FANを搭載したクーラユニットなども複数のメーカからリリースされているほどです。 そこで、何かと目障りなこれらを取り込んで、我が家の夏対策のメインとしようかと考え、特に下調べもなく大きい順に買い込んで何台かのPCに組み込んでみました。
CPUも、OSも異なる環境ですから、一意にどのCPUクーラが優れているかなど語れないのですが、定常運転状態から高負荷状態へ、どの程度の温度上昇があるのか計測してみることにしました。(注:ベンチマークは一部のクーラのみで実施しています、すべてのクーラを同一の環境でテストできると良いんですが、最近本業の方が忙しくなってきてなかなか実験できない状況です。2008/04/12)
計測に当たっては、昔からの定番ソフトである“SuperPI”を使用して負荷をかけようと思います。
温度計測に関しては、“Everest Home Edition 2.20”で監視しており、高負荷中の最高温度を記録しました。 計測ルールとして、一瞬でも最高値を超えたらそれを記録としています。
更に、“SuperPi”は結構古いソフトでマルチスレッドなど考えられていないソフトなのでスレッドを1個しか起動しません。 このため、Hyper Threading、Dual Core などという最近のCPUでは、十分にリソースを活用することができず、CPU負荷100%を実現できません。 そこで、計測に際しては“SuperPi”を2個同時に起動して同じ桁数の演算を実施しています。
このようにしても、Windows2000serverでは、常時負荷100%を実現できず、時々周期的に負荷を下げられているようですが、状況からしてこれら負荷の途切れがCPU温度に与える影響は少ないのではないかと考えています。
計測結果は以下の通り |