パソコン>基礎の基礎>プログラムの「ぐ」

 プログラムを作成すると言うことは、何らかの言語を使用してプログラムコードを書くことと思われがちですが、実際はコードを書く段階では半分完了していると言っても過言ではありません。
  何をどのように動かすのか、一番最初にやることは構成を考えることです。 一人でプログラムを制作するときには、トップダウンで全体を見渡しながら細部へと目を移していくのがセオリーではないかと考えますが、グループワークで実施するときには、トップダウンで全体を考える人と、全体構成ができるのを待たずに細部からボトムアップで構築していく、という両面から責めていくという方法があります。

 こうすることで、全体像が完成するのを待つことなくモジュールレベルでプログラムを書いて行く事ができます。 ボトムレベルのモジュールでは全体のことを考慮する必要はなく、またボトム相互の内容を知る必要もありません。

 と、言っているだけではよく解らないと思うので、踏切の問題を例にして考えてみましょう。

 さて、この踏切のイラストを見てどんな事象があり得るのか、どんな制御を必要とするのか、考えてみましょう。
 踏切なら多くの方がその動作について解っていると思うので例に挙げたのですが、
  (1) 遮断機が下りる。
  (2) 列車が通過する。
  (3) 遮断機が上がる。
 歩行者目線だと、こんな感じですね。