★User List Maker
BJDの制限リストを生成する
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■我が家の、WEBサーバに使用させて頂いている、「BlackJumboDog」(通称BJD)には、IPアドレス指定でアクセス制限(又は許可)をする機能があります。
 我が家では、この機能を利用して悪質なアタックをかけてくるIPアドレスへは、制限を掛けることにしています。 殆どがNimdaやCordRedによるアタックのようですが、日に数件〜数十件のアタックがあります。

 このため、アクセスログ、セキュアログを見ながら不正にアクセスしようとする新たなIPアドレスを制限リストに追加することが日課となってしまっていますので、煩わしいことこの上ありません。

 現状で、このようなことをしないでもBJDに特に問題になるようなセキュリティホールは見つかっていませんので、放っておいても特に問題は発生しないのでしょうが、精神衛生上良くありません。

 そこで、毎日の作業を簡便化するために、
----1. アクセスログから不正なアクセスを抽出する
----2. セキュアログからも同様に抽出する
----3. 現状の制限リストとマージする
----4. 重複するIPアドレス、イントラのアドレスを除外する
などという作業を自動化して、制限リストを自動生成するツールを作ってみました。

 興味のある方は、以下よりダウンロードして使ってみてください。

UserListConv.zip

このzipファイルは、ノートンアンチウィルス2003でスキャン済みです。


■更新履歴

【2003/06/10】更新

・INIファイルの保存時に同名のキーが増えることがある問題を修正。
・エラー抽出条件をINIファイルへ記述可能とした。
・抽出アルゴリズムの見直しにより高速化した。

【2003/06/04】初版公開

■更新予告

・暫く使って、不具合がないようなら、すべてをワンクリックで可能なようにしたい。
・BJDのパスに関する入力は1つにまとめると便利かも。
・エラー抽出条件も使用者の任意に設定できるとイイかな。
----->(2003/06/10機能追加ずみ)

■動作環境 Microsoft Windows2000pro/server, XPpro,

・Windows9x/Me/NT4に関して確認を取っていません。
・Microsoft Visual Basic 6(sp5), Microsoft Internet Explorer6 の環境で制作していますので、VB6sp5のランタイムが必要です、IEのバージョンが古い場合は、コモンダイアログを使用していますので、不具合が出るかも知れません。
・ネットワーク越しに使用することを考慮していますので、サーバーにインストールする必要はありません。

■インストール

・ダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、適当なフォルダを作って放り込んでください。 win2000/XPの環境では、VB6のランタイムをOSが持っているハズですので、これで動作すると思いますが、文字化けを起こしたり、不正終了するようでしたら、ランタイムとIEを更新してください。
・どうしてもというご要望があれば、インストーラ付きのものを作っても良いのですが、サイズが大きくなりますので、ダウンロードには不向きです。

(2003/06/10) INIファイルをzipに同梱しました。

■アンインストール

・レジストリを使用していませんので、インストール時に作ったフォルダごと削除すれば終わりです。

■使用方法

・運良く起動できましたら、こんな画面が出ます。(センスがない、と言う話は置いておいて)

・「WebUser」ボタンをマウスでクリックすると、ファイル選択のダイアログが出ますので、BJDがインストールされているフォルダ内の“WebUser.Dat”を指定してください。
 選択されたパスは、左のボックスに表示されます。直接左のテキストボックスに手入力することも可能です。

・ 「AccessLog」ボタンをマウスでクリックすると、ファイル選択のダイアログが出ますので、BJDがインストールされているフォルダにある“log”フォルダ内の“BlackJumboDog.Log”を指定してください。
 選択されたパスは、左のボックスに表示されます。直接左のテキストボックスに手入力することも可能です。

・ 「SecureLog」ボタンをマウスでクリックすると、ファイル選択のダイアログが出ますので、BJDがインストールされているフォルダにある“log”フォルダ内の“secure.Log”を指定してください。
 選択されたパスは、左のボックスに表示されます。直接左のテキストボックスに手入力することも可能です。

・すべてのファイルの指定ができましたら、左に並んでいる「START」ボタンを上から順に押していきます。 このソフトを入れたフォルダの中にそれぞれのファイルから不正なアクセスの記録を抽出した中間ファイルが出来ていますので、一度内容を確認しておいてください。(私の環境で出ていないエラーに関しては抽出しない可能性がありますので、必要なエラーを抽出できているか見ておいてください。)

・最後に「Merge」ボタンを押すと、上で作った中間ファイルを結合し、除外フィルタを掛け、重複IPアドレスを削除して、IPアドレス順にソートしたものが“Work.tmp”として生成されます。

・このファイルは、BJDが使用する“WebUser.Dat”と同じ形式になっていますので、ファイル名を合わせて上書きすれば、BJDが認識してくれますが、なんせ作者が作者ですので、最後はご自分の目で確かめてから、コピーしてください。

・既存のファイルに上書きする場合は、一度BJDを終了させてから実行してください。BJDは起動時にしかこのファイルを読み込んでくれませんので。

・どんなゴミが生成されようと、それによって生じた損害を填補することはありませんので、あしからずご了承ください。

■エラー抽出

(2003/06/10)エラー抽出条件及び、エラー文字列をINIファイルに記述できるようになりましたので、任意の条件で抽出できるようになりました。 これに伴い、下記の埋め込み条件はなくなりました。

・現在のところ、エラー対象にしているのは、

“E200030”
“E200031”
“E200033”
“E200034”
“E200035”
“---”
“E800034”

です、これは現状ではソフトに埋め込んでありますので、変更できません。(我が家の環境ではこの程度しか出ていませんので他のエラーについてはログへの出力状態を確認することが出来ません。)
※エラーコードの詳細については、BJDのマニュアル等を参照してください。ボランティアで素晴らしいマニュアルが出来ています。

■除外フィルタ

・イントラネット側のIPアドレスや、ローカルホストなど、誤って不正アクセスしてリストに載っていても許してあげると言うフィルタです。

・“UserListConv.exe”を一度使用して、「X」ボタンや「Quit」ボタンで終了すると、実行ファイルがあるフォルダに“UserListConv.ini”と言うファイルが出来ています。
 ここに、以下のような行を追加してください。

[Listing]
MaskAddr = 192.168.10.,127.0.0.1

上の例では、『192.168.10.*』と『127.0.0.1』に関しては、何でも許すと言うことになります。 フィルタリングを簡略化していますので、ワイルドカートなどは使用できません。
『192.168.10』と、最後の『.』を付けない場合は、192.168.10.0〜192.168.10.255、192.168.100.0〜192.168.109.255迄を許可することになります。複数のフィルタは、『,』で区切って記述します。
 ラベル名のListingやMaskAddrの大文字小文字を誤ると認識しませんので、上記の例をコピペすることをお奨めします。

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