■ 2006年7月末に納車された三菱の社運を賭けた(大げさかな?)未来型スモール「i」(アイ)です。
エンジンをリアミッドシップに搭載してMIVEC+TURBOの新開発エンジンで900KGもある車体を軽らしからぬ加速感でグイグイ押し出して行きます。
【内装】
丸形を基調としたデザインですが、奇を衒った感じではなく馴染みやすい印象です。
【エンジン】
660cc 3気筒TURBOエンジンは今までのそれと同じように中域からトルクの盛り上がりが実感できるいわゆるドッカンターボに近いものがあり、逆に言えば低域でのモタモタ感が車重を感じさせるところではありますが、MIVEC(連続可変バルブタイミング機構)のお陰で4000rpm超のあたりからドンドン元気に回ってくれます。 軽の協定だか何だかで64psを上回るスペックはカタログに載せていませんが、このエンジンなら無理矢理ECUで押さえることをしなければ恐らく90ps超の実力を持っていると思います。
【エクステリア】
特筆すべきはデザインで、どいつもこいつもみんな同じようなデザインの車達の中で、全く類をみないフロントからテールまでを1本のラインで繋いだワンモーションデザイン。 ついそのフォルムに目を奪われがちなのですが、車体の4隅に思いっきり寄せたタイアのためのグラマラスなフェンダーデザイン。ウェストラインを持ち上げてサイドガラスの立ちを押さえたチョップドルーフを想わせるデザイン。 各所にその独創性が表れています。
三菱のFFは、重量配分がF:R 70:30 が相場でしたが、エンジンをリア車軸の前にレイアウトしたリアミッドシップとしたことにより F:R 45:55 という均整のとれた重量配分にすることができ、マイルドな仕上がりの足回りをちょっと固めればそれなりのおもしろさを引き出すことは容易のようです。
BEATで通勤を強いられていたのですが、2年ほどすればまた電車通勤になると信じて我慢してきたのですが、取引先の会社が電車では通いづらいところへ移転することが決まり、これ以上BEATを通勤車にしておく事は勘弁ならず、普段の足用として購入を決意したのですが、乗ってみるとかなり面白い車であることが解ってしまい、BEATに乗る時間が激減しそうです。
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